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A型インフルエンザは肺や気管支等の合併症にも注意

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インフルエンザを引き起こすウイルスはA、B、Cの三種の型に分類されます。この中でも最も増殖速度が高く流行しやすいのはA型で、日本でも毎年冬になると流行するインフルエンザもこのA型がほとんどです。
A型は過去にも多くの大流行(パンデミック)を引き起こしてきました。1918年から19年にかけて推定5000万から一億人と言われる死者を出したスペインかぜや1968年に起きた香港かぜ等が有名です。ちなみに、日本で香港A型というウイルスが香港かぜを引き起こしたA型の亜種H3N2です。この亜種は毎年冬になると日本でも流行する季節性のものですが時として大流行になることもあります。
スペインかぜは当時病原体が不明となっていましたが、後にインフルエンザであることが分かりました。1997年にアラスカの凍土から発掘された感染者の遺体からウイルスが検出され、香港A型とは違う日本ではソ連型とも言われるH1N1亜種と判明しました。なお、この亜種は1977年のソ連かぜ、2009年から10年にかけて流行した新型インフルエンザも引き起こしていますが、スペインかぜの場合それより遥かに致死性の高い肺や気管支に損傷を与えやすい変異株でした。
そのため、予防接種のワクチンは次の季節に流行しそうな香港A型、H1N1、H3N2、H1N2、B型インフルエンザウイルスの変異株の予想に基づいて製造されています。
今まで人類が感染した亜種はせいぜい数種類で、今後新たな変異をしたウイルスが出てくる可能性があります。
A型インフルエンザに罹ると、高熱や悪寒、筋肉や関節の激しい痛みが起きます。特に成人の場合、筋肉や関節の痛みがひどくなる傾向にあります。また、幼児や小学校低学年の場合は肺や気管支等に合併症が起きることも多くあるので注意しなければなりません。特に、喘息等肺や気管支に持病がある人は大人でも注意する必要があります。

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